東欧の旅(チェコ・ポーランド)2017年7月8日~16日
ドライブ&観光

 <ウイーン国際空港>
 レンタカーオフィスはP4で、表示に従って行くとスロープで地下道を進み結構歩いてからエレベーターで0階へ。レンタカー会社のエリアに到着。
エイビスは混んでいます。私たちの借りたメガドライブはシャッターが閉まっていてびっくりしましたが、張り紙があって向かいのオフィスで受付してくれました。空いていて助かりました。
受付をしてオーストリアの地図を貰います。オーストリアのビニエット(高速道路の通行券)は付いているので買わなくていいとのこと。他の国は国境で買ってくださいとのことでした。カーナビの着いていない車を予約していましたが、運よく追加料金なしでナビの付いている車になりました。

キーを貰って自分で駐車場へ。エレベーターで1階に行って車を探しましたが分からず戻って聞き直しました。結局もう少し奥まで行けばあったのですが。車はオペルで結構大きいです。結構傷のある車とのことで事前に図に書いてあり確かにあちこち小さい傷がありました。念のため写真を撮ります。トランクを開けると天井の梁に当たってしまいました。でも、撮った写真を見ると元から傷があったのでみんなぶつけているようです。

日本から持ってきたガーミンのカーナビとドラレコを装着して午前10時35分出発。トリップメーターは21,663km。
レドニツェ城に向かいます。まずは高速道路でウィーン方向に走りドナウ川を渡りチェコの国境へ。ウィーン近郊の高速道路は分岐が多く、カーナビと看板を見て間違わないよう注意しながら走りました。ハイウェイを下りて一般道を走りますが、このあたりも丘陵地帯で実った小麦の黄色と牧草の緑が綺麗です。広大なひまわり畑もあちこちにありました。

レドニツェの街に到着。ATMを探してスーパーに入ってみますがATMは無く、レジもカードは使えるがユーロの現金は使えないとのことです。街を走ってみるとビルの壁にATMを発見。駐車場に車を止めて(最後の1台!)ATMでチェコ・コルナを新生カードでキャッシングしました。レドニツェ城に向かう途中の売店でホットドックとオニオンリングと水を買って休憩。どちらも美味しかったです。細かいお金も出来たので有料(10コルナ)のお手洗いへ。トイレの前に机といすを置いておじさんが徴収しています。

レドニツェ城に到着。改装工事も終わっていてラッキーです。淡いクリーム色のネオゴシック様式の建物で細かい装飾がとても綺麗です。天気も良く、庭に綺麗に手入れされた沢山の花壇があって色とりどりの花が咲いていました。建物の右手からのアングルが、関空旅博のチェコブースの写真と同じです。燕が巣を作っていましたが壊さずにおいていて優しいです。係員の人が手に小さなフクロウを乗せて観光客に見せてくれて何か解説していました。可愛くておとなしいです。

12時55分、駐車場に戻り出庫。係員もいないしゲートも無くて結局そのまま出てミクロフに向かいます。

ミクロフに到着。丘の上に登りたいと思いしばらく車を走らせましたが、歩いてしか行けないのでしょうか、車道が見つからず諦めて街の中心に向かいました。駐車場を調べていかなかったので街の中心の広場も車で通過。パステルカラーの中世の建物の並ぶ素敵な広場で、スグラフィット壁画のだまし絵が施された建物もあって面白いです。観光客も多く欧米では人気のある街です。

次はモラビアワインのワイナリー、「ソンベック」(Sonberk)に向かいます。北に向かいノーヴェ・ムリーニ=ドルニー貯水池の真ん中を通る土手の道を走ります。地図を見ている限りでは橋かと思っていました。貯水池の手前の街にもいくつかワインの店がありました。貯水池から420号を進み線路をくぐって突当りを右に進むと、じきにソンベックの看板がありました。左に曲がるとなだらかな丘陵に伸びる真っすぐの道の向こうにモダンな建物のワイナリーがありました。まわり中ブドウ畑です。高台なのでとても眺めがいいです。電車が走っているのも見えました。

ソンベックを出てから別のワイナリーのGotbergの看板を見つけたので行ってみることにしました。ソンベックの道から右折して最初の町、ポピツェに入ると丁度お祭りのようで、民族衣装を着た人たちがワインの入った瓶を持って練り歩いていました。徐行して通ると皆にこやかに手を振ってくれました。可愛い衣装を着たおばちゃんの笑顔が可愛いです。

Gotbergに行く脇道を行き過ぎたようで戻ると曲がる道の入り口に看板がありました。500ⅿほど坂道を上って左折し300ⅿほど行ったところに建物がありました。こちらもモダンな建物で、眺めもいいです。ソンベックにいた家族連れも来ていました。

買ったワインを段ボール箱に入れてもらって出発。
モラビア大平原の壮大な景色を探しにキヨフへ向かい、キヨフの町から北に向かいます。午後4時半、途中のガソリンスタンドでチェコのビニエット310CZKをカードで購入しました。
お手洗いはレジで鍵を借りなくてはいけなくて面倒です。左右に麦畑が広がり、結構きれいな景色ですが天気が今一つでこれと思う写真は撮れなくて残念でした。オロモウツに向かいます。途中高速道路に入りましたがビニエットがあるので安心です。

オロモウツのホテル「Vラージ」前に18時30分到着。

ホテルの前にいったん車を止めて、荷物を運んでから車を駐車場に入れました。ホテルの前の通りを左に進み、最初の角をまた左に行くとすぐ左に🅿のマークがあります。屋内駐車場で、止めてから歩きでホテルへの通路に直接入れました。出庫する時はフロントの人が一緒に来てゲートを開けてくれるので料金は無料です。

窓の外には中庭の蔦がびっしり絡んだ壁が見えて涼しげです。

観光&晩ご飯のために街に行ってみます。トラムはホテルの前の道を進み、坂を登ったところを走っていますが工事中で運休していました。ここからは平たんです。街の中心のホルニー広場まで歩いていきました。午後8時半ですがまだ明るいです。広場の真ん中の市庁舎は改修工事中でネットが掛かっていましたが、仕掛け時計の所は開けてあって見る事が出来ました。とても大きいです。正時ではなかったので動くところは見られませんでした。15分毎にはボーンボーンと音だけなります。

世界遺産の聖三位一体柱は黒ずんでいて重厚感があり、たくさんの聖人の像やレリーフも繊細で、一番上の金色に輝く像も躍動感があり素晴らしいです。広場には3つの噴水があり、アリオンの噴水はイルカが口から噴水を出していたり大きな亀の像があったりと面白いです。カメの頭を撫でてみます。わかりませんがご利益がありそうです。子どもだったら甲羅に乗っているでしょうね。

午後9時半、ホテルまで歩いて帰りましたが酔っているせいか結構遠く感じました。夜はゲートに鍵がかかっているようですが、ちょうど他に帰ってきた人がいてルームキーで開けてくれました。部屋に入り、バスタブはあるのですが疲れていたのでシャワーだけにしました。エアコンは無かったですが夜は涼しくて不要でした。

7月10日(月)

午前6時半起床。朝食後、車で街の中心に行って写真を撮りました。
やはり朝の方が綺麗です。広場を一周したところで通りがかりの人が「ポリス…」と声をかけてきました。「一般車は進入禁止だからおまわりさんに見つかる前に広場を出た方がいい。そっちの道を行けばいいよ。」ということのようでした。ヨーロッパの街の中心は結構進入禁止が多いので気を付けなくてはいけませんね。

午前10時20分、オロモウツの街を出発。

 日本から持ってきたガーミンのカーナビは、チェコからポーランドに行く時SDカードを入れ替えなくてはいけません。国をまたいでポーランドの国境近くを目的地にして検索することもできません。カーナビの付いた車で本当に良かったです。スマホにダウンロードしたマップス・ミーも途中の地域でダウンロードしていない地域があると検索できません。

 ハイウェイに入ってカトヴィツェ方向に向かいます。

 午前11時15分、突然渋滞。完全に止まってしまい消防車が3台通っていきました。10分ほど経って動き出しましたが、車両火災で完全に燃え切った車がありました。消火は終わっていて道路脇に乗っていたらしい人が3人手ぶらで佇んでいました。

 12時、国境を越えてポーランドへ。カーナビ・ガーミンも始動。でも新しくできた高速道路のようでガーミンには表示されません。車に付いているカーナビはちゃんと表示してくれます。

 途中のサービスエリアに入ってお昼にしました。お手洗いも無料で入れました。売店とレストランがあってメニューも豊富です。ATMで新生銀行のカードで400ズウォチ引き出しました。ホットドックとコーヒーとミネストローネと水を買って26ズウォチ(800円くらい)です。ホットドックは少し辛めですが美味しいです。ワイルドビーンコーヒー社が経営しているのでコーヒーは美味しいです。

 午後1時ころ出発。途中のゲート2カ所で10ズウォチずつ料金を払いました。現金払いです。

クラクフに到着。しかし工事をしていてナビ通りに行くと行き止まりです。あちこち回りこんで1時間ほど掛かってようやく午後3時40分、アスコットホテルに着きました。ホテルの前にいったん止めてチェックイン。

荷物を降ろしてからホテルに予約しておいてもらった駐車場へ。駐車場は中央広場に向かう途中のkopernika通りのホテル・ビスピアンキの横にありました。アスコットホテルから200mくらいです。警備員さんにアスコットホテルでもらった用紙を見せてゲートを開けてもらい、指定された場所に止めました。屋外駐車場です。満車のようで、後で来た車は断られていました。予約しておいて良かったです。

街に出てみます。旧市街の周りにぐるりと緑の多い公園があり、その外側にトラムの線路が走っています。駐車場の前の通りをまっすぐ進んでいくと聖マリア教会の裏に出ました。ホテルからは600ⅿ位です。旧市街の中では駐車場に困るし、歩いていける距離のホテルでよかったです。

中央広場には沢山の人がいてとても賑やかです。聖マリア教会は正面側に2つ並んだ塔が立派なゴシックの建物です。入場時間(18時まで)は終了していて入れませんが、ちょうど塔の上から正時を知らせるラッパが聞こえてきました。広場の中心の織物会館は1階の真ん中に一本まっすぐ通路が通っていて両側にお土産店がずらりと並んでいました。織物会館を抜けると、聖マリア教会とは反対側に旧市庁舎の塔があり、こちらも入場時間(18時間)が終わっていました。明日出直します。

広場には2頭立ての馬車が沢山いて結構観光客が乗っていました。あちこちで路上ライブをしていてみんな上手いです。音楽を聴いてノリノリで踊っている小さな女の子がいて可愛らしかったです。広場の周りの建物の前には、ぐるりとレストランやカフェのテラス席のパラソルが並んでいて、ビールやワインを飲んでいる人もたくさんいて賑やかです。

 近くのマクドナルドは外観もマックらしくなく他の建物と同じくレトロなのに、おしゃれな内装で、タッチパネルで注文・支払いができるようになっていました。店の前をトラムが走っていますが、トラムの前を馬車が走っているとトラムは通り過ぎるまで待っていました。Grodzka通りを南に行ってみました。聖ペテロ聖パウロ教会に行ってみるとコンサートをしていました。結構安く見られるようです。中央広場に戻るとさっきより更に賑やかで、ストリートパフォーマンスをしていて頭でくるくる回っている人がいたりしてカッコ良かったです。広場の端にはヤギが笛を吹いているユーモラスでかわいい像がありました。ホテルに戻ってシャワーを浴びて休みました。

 

7月11日(火)

 午前7時40分、ホテルを出発。駐車場の係員にチケットを渡してゲートを開けてもらって出発。ヴィエリチカ岩塩鉱に向かいます。やはり渋滞に合いましたが、早めに出たので余裕を持って着けました。ヴィエリチカの近くに行くといくつも駐車場があって呼び込みしていますが、ガラガラなのでもっと行けると思い入り口近くまで行きました。正門前の駐車場はちょっと高いです。そこから少し上ったところの左手の駐車場に入れました。誘導されるままに行くと結構奥に。料金を払って5分ほど歩き正門に到着。

門の中に入ってすぐ右手のブースで予約票をチケットに交換しました。9時からの英語ツアーです。カメラ代は14ズウォチとのこと。後で気が付いたのですが10ズウォチと書いてあるのですが…。

 屋内の観光なので助かりますが雨が結構降っています。正面の建物の右側に並ぶところがあってテントが張ってありました。壁にある掲示板に次のツアーの時間が出ています。9時になると受付が始まり中へ。音声案内のイヤホンと本体を貰って114番に合わせるようにとのこと。合わせるとこのツアーのガイドさんの声が聞こえます。何組もいるので自分のツアーの周波数に合わせないといけないようです。1回のツアーは30人ほどいます。まずは階段を延々と降りていき、地下のフロアに到着。涼しいですが、薄手のカーディガンかパーカーがあれば大丈夫な気温です。ガイドさんについて坑道に入って行きました。昔の作業を再現した模型があり、さらに進むと岩塩で作られた像がいくつもありました。また木の階段を下りると塩水を汲み上げる作業や塩を精製する作業の模型があり、さらに進むと精巧な作りのキリスト像やマリア像もありました。

次は一番の見所、聖ギンガ礼拝堂です。とても広い空間で天井も高いです。正面のマリア像も床も壁のレリーフも全て塩で出来ています。ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」もありました。天井から下がるシャンデリアも塩で出来ていてとても綺麗です。出口付近には元ローマ法王のヨハネ・パウロ2世の像もありました。ベンチがあって、ここでしばらく時間を取ってくれました。すべて工夫たちが作ったそうですが、完成度が高いです。

次に進んで行くと緑色の塩湖があり、その先にまた広いフロアがあって塩など売っている売店があります。少し時間がありましたが、観光客が多いのでなかなか買い物ができませんでした。集合が掛かってまた歩きます。ゲーテの像もありました。次にまた緑の塩湖があり、ここでは音楽が鳴り、反響してよく響きます。さらに進むと池があり、白い木で組んだ水路が続いていて木組みが水面に映ってとても神秘的です。広い空間で売店もある場所に出て、ガイドさんが見取り図で説明し、その後イヤホンを返して解散しました。

塩の結晶の塊も展示してありとても綺麗です。大きな世界遺産マークも塩で作ってありました。出口の案内に従って進んで行くとトイレやレストランがありました。レストランはメニューも結構充実していそうでした。しばらく進むとゲートがあって、よくわからず待っていると案内の人が来たのでついて行きました。坑道を結構歩いていくので不安になり、「出口に行きたいがこれでいいのですか」と聞くといいとのこと。作業用のようなエレベーターの所に着きました。3層になっていて足の悪い人や年配の人は一番下に乗りその他の人は上に乗りました。地上階に到着。降りると売店があって、人も少なくゆっくり買い物ができました。お土産に塩を買いました。ヨード入りとヨードなしの塩があり、セットのものを買いましたが、日本に帰って調べると日本人は海藻など食べるので大丈夫ですが、欧米の内陸に住んでいる人たちはヨード不足になりやすいのでヨードを添加した塩が売られているとのことでした。外に出ると雨は止んでいました。

駐車場に戻りクラクフの国立美術館に向かいます。途中、ガソリンスタンドに寄って給油しました。レンタカーはディーゼルを入れなくてはいけないのですが、ディーゼルが2種類あってどちらを入れていいかわからず隣の車の人に聞くと「diezel ultimate」と書いてある青い方だと教えてくれました。ポーランドではガソリンの単位は1d㎥(=1リットル)で表記してありました。1d㎥4.49ztで41.18d㎥入って184.9zt(約6,021円)でした。

 途中、大雨です。12時25分、国立美術館に到着。地下駐車場に止めて美術館へ。雨は止んでました。チケット売り場は混んでいるというか、なかなか列が進みません。15分後やっとチケットが買えました。ダ・ヴィンチの「白貂(てん)を抱く貴婦人」を見られるチケットは10ztです。大きくLeonardと書いてあるのでわかりやすいです。2階に上がるとすぐに入り口がありました。リュックなどの大きい荷物は預けてくださいとのこと。ここでチケットのチェックを受けます。待ち時間なしで時間制限もなく目の前でじっくり見られるのがうれしかったです。ダ・ヴィンチらしい柔らかで繊細なタッチの婦人が穏やかに微笑んでいます。抱かれている貂も愛らしいです。本物は写真撮影禁止ですが展示室を出ると模写があったので代わりにここで記念撮影しました。貂の彫刻もありました。片手をあげているので「お手」をしているみたいです。駐車場は3ztでした。出るとまた雨が降って来ました。

 ホテルの近くの予約している駐車場に戻り、歩いてヴァヴェル城に向かいました。何とか雨は止んでいます。途中、トラムが来たら乗りたかったのですが、工事のせいで運休しているようでした。取り合えずトラム乗り場の券売機で1回券を買ってみました。城の麓の交差点までは下りでしたが、インフォメーションまでは結構きつい上り坂でした。

ヴァヴェル城に向かう途中また雨が降ってきました。インフォメーションに到着すると「今日のチケットはもう完売で明日のチケットなら買えます」とのことです。残念。予約しておけば良かったのですが出発直前に思いついたので間に合いませんでした。「ヴァヴェル大聖堂のチケットは大聖堂の前で買ってください」とのことで傘を差しても濡れるほどの大雨の中大聖堂の方へ。大聖堂に向かって左側の独立した建物でチケットを売っていました。

大聖堂へは建物の左側の入り口から入ります。中は撮影禁止です。入ってすぐ真ん中に銀細工の豪華な棺がありました。周りには他にも沢山の棺がありそれぞれ立派な作りです。途中にドアがあったので入ってみようとすると係員がチケットの提示を求められました。進むと鐘のある塔でした。登る途中にも鐘がありましたが一番上の階に特に大きな鐘がありました。1520年に造られたポーランド最大の鐘とのこと。ここは写真OKのようです。鐘の音がテープで流れていました。窓から外を眺めることができ青空も見えてきて中央広場の聖マリア教会と旧市庁舎の塔とクラクフの街並みが見えてとても綺麗な景色でした。塔を下りてまた棺を見ていきましたが豪華な作りの棺が続きます。

外に出ると雨もすっかり止んでいました。振り返って大聖堂を見上げると色んな時代の建築が混ざり合っているのですがそれがなぜかいい感じです。土砂降りの時と違い広場には遠足か修学旅行か学生の集団がいて賑やかです。花壇にはたくさんきれいな花が植えられていました。

 登ってきた道をまた下って城の下のトラム乗り場へ。18番のトラムが来たのでグロツカ通りのマクドナルドの前まで乗りました。さっき買っておいた券を機械に差し込んで打刻します。これをしておかないと無賃乗車になるそうです。

中央広場に行き旧市庁舎の塔に登りました。聖マリア教会、織物会館を見下ろすことができます。街並みも綺麗で、広場の周りに並ぶレストランの白いパラソルの列も統一されていていい感じです。

聖マリア教会の正時のラッパを聞けましたが、塔のどこで吹いているのか分かりませんでした。教会の南側にある建物でチケットを買って南の入り口から入りました。カメラ撮影は有料です。青い天井に赤いアーチの柱、金の縁取りと色鮮やかです。ステンドグラスもとても綺麗です。ファイト・シュートスの祭壇は国宝になっているそうで、金色の細かな装飾が見事でした。

いったんホテルに戻ります。途中、旧市街の周りの緑地帯の歩道にレンタサイクルがありましたが、真ん中の広場など旧市街の中で走っているレンタサイクルは見かけませんでした。外側や緑地帯だけの利用なのでしょうか?街中に止めている自転車は自家用ばかりでした。

 また歩いてホテルに戻りました。

 

7月12日(水)

アスコットホテルをチェックアウト。午前8時に出発。ボレスワヴィエツに向かいます。
今日も街なかは道が混んでいます。渋滞を抜けてちょっと道を間違ってロスしましたが、8時35分クラクフ空港近くのインターでA4号線に入りました。

ポーランドの高速は道も広く路肩も十分とってあり走りやすいからか、みんな140キロくらいで飛ばしていきます。途中2カ所の料金所で10ztずつ払いました。3回目のゲートではボタンを押して通行券を抜いただけで通過しました。途中のサービスエリアでトイレ休憩しました。マクドナルドとサブウェイがあります。サブウェイで缶コーヒーを買いました。12時12分ボレスワヴィエツの料金所に到着、16.2ZT支払いました。

一般道に入り297号線で北側から街に入ります。12時24分まずは右側の「ツェラミカ・アルティスティッチナ」の店へ。こちらは駐車場が少ないですが何とか止められました。縦長の店舗でたくさんおしゃれな陶器が並んでいます。りんごポット49.57zt、47.11zt。カップ&ソーサーの普通のものが26zt位でユニカット(作家物)が55zt位です。

次に行ったロータリーの先の右の「ザクワディ・ツェラミチネ・ボレスワヴィエツ」は、駐車場は広くて奥にバスも止められて団体客も来る様です。駐車場にテントがあって掘り出し物を売っていましたが残念ながら欲しいものはありませんでした。店内に入ってみます。皿の裏のスタンプは2種類あって、〇で囲った図案のものがクラシック柄とハイ・スタンダード柄で、お城の図柄のものがユニーク柄とアート柄とのこと。オーソドックスな紺色の丸のスタンプ柄が結構多く、カップとソーサーが別々の料金で、好みも人それぞれですが、手ごろな値段ではこれと思うものが見つかりませんでした。

次に街の縁をかすめて森の中を通り「マニファクチュア W ボレスワヴィエツ社」に行きました。ファクトリーショップと書いてある建物へ。お店は3箇所の中では一番広く品数も多いです。やはりいいなと思うものはユニカットで高いです。レジの向こう側の庭に遊具や陶器の飾り物があって、日本の観光地にあるような感じで、開いたところから顔を出して記念写真が撮れます。庭から工房が見えて素焼きの陶器がたくさん並んでいました。その向こうにお手洗いもありました。店の営業時間は月~土が7~16時、日が7~15時となっています。売り場の奥の方に割引のコーナーがあって78ztのりんごポットが30%引きになっていて柄も良かったので買いました。レジでは他のお客さんが篭一杯買っていました。

近くのスーパーマーケット「EUROCASH」という所に行ってみましたが、倉庫のようで人も少なくカードは使えないとの事なので買い物はあきらめて出ました。

デザインは「アルティスティッチナ」のものが一番好みでもあるし、ユニカットでも安いので「アルティスティッチナ」に戻ってカップ&ソーサーを6客買いました。ユニカット49.82ztを3客と55.35ztを1客、ユニカットではないもの26.32ztを1客、27.68ztを1客。カード払いして合計258.81ztでした。包装はどの店も紙で包むだけなのでエアパッキンを日本から持ってきて良かったです。ホテルに戻って包装し直すことにします。

 「アルティスティッチナ」から町寄りにある「Kaufland」というスーパーに行きました。午後3時16分出発。A4に入り少し走ってから30号線に入り南下。ドイツとの国境をかすめるように走って国境を越えてチェコに入りプラハに向かいました。

プラハ市内に入り、午後6時半頃SOKOLOVSKA通りの「ホテル・ミュシャ」の前に到着。ホテルの前には路上駐車の先客がいて止められません。もし空いていても2台が精一杯です。一方通行で、路面電車も走っていてちょっとの間の2重駐車も出来そうになく、80mほど行った先にスペースを見つけて路上駐車して取りあえずフロントへ行きました。車は100mほど先の向かい側の「Hotel Jurys Inn Prague」に止めるようにとの事です。駐車のチケットを貰ってそちらのホテルに向かいました。フロントの人に言うと一緒に出て来てくれました。ホテルの入り口の右手にシャッターがあり、そこが開くと車のリフトがあってそれに車に乗って上がって屋内駐車場に入り、決められたスペースに止めます。段差があって止めにくかったです。帰りはまた乗ってきたリフトに人だけ乗って降りました。ホテルの中からも出入りできます。スーツケースを引きずって「ホテル・ミュシャ」へ。ムハ(ミュシャ)が好きで決めてしまいましたが、そうでなければ料金的に差はなかったので「Hotel Jurys Inn Prague」に泊まった方が良いと思います。駐車場もあるし、駅も近いです。

午後7時30分、チェックイン。

ホテルから出て西(左)に向かって道なりに100mほど歩くとFlorenc(フロレンス)のトラム乗り場とメトロの駅、バス停があり、「BILLA」というスーパーもあります。

プラハのフリーパス1日券を買おうと思いましたが券売機はコインしか使えません。窓口で聞くと両替はできず、向かいのスーパーBILLAで替えてもらってとのこと。買い物をしてレジの人に「お釣りを崩してください」と言ったのですが断られてしまいました。難しそうなおばちゃんだったので諦めて隣のレジの人に頼むと替えてくれました。

午後9時22分、駅に戻って24時間券を購入。イングリッシュのボタンを押すと英語表記に変えられます。1枚110コルナです。改札の機械のランプの点いているところに差し込むと刻印されます。これで乗り降り自由です。

 

7月13日(木)(プラハ)

午前9時、ホテルを出発してFlorenc(フロレンス)駅からメトロに乗り、Mustek駅で緑線に乗り換えMalostranska(マラー・ストラナ)駅で降りました。川沿いに出るとカレル橋が綺麗に見えました。川沿いに橋の方に行こうとしましたが行き止まりになったので1本内側の通りを進み、カレル橋に到着。聖人の像は黒ずんでいますがどれも立派です。振り返ると丘の上のプラハ城が素敵です。中国の学生グループが沢山いて、一般の観光客も中国人が結構多いです。橋の中ほどにある聖ヤン・ポムネツキーの像の台座のピカピカに光っているところを触ると幸せになるとの事なので触ってきました。川風が気持ちいいです。橋の旧市街側の塔も立派です。

橋を渡り切って左折してトラムの走っている通りを200mほど歩いて右折するとメトロのstaromestska駅の入り口があります。緑線に乗って黄線に乗り換え、Namesti Republiky駅(市民会館前)で下車。

午前10時過ぎに市民会館に到着しました。入って左側にガイドツアーのチケットブース、右側にコンサートのチケットブースがあります。11時からのガイドツアーを申し込みました。一人290CZK。カード払いしました。日本語のガイドのプリント(使いまわしで結構しわになっていますが…)を貰いました。終わったら返します。60歳以上は割引があります。カメラ代は不要です。次に右のブースに行って今晩のスメタナホールのコンサートのチケットを買いました。席は4区分あり、Bブロックの券(一人930CZK)にしました。こちらもカード払い。席は候補を2カ所出してくれて、真ん中より少し後ろの通路側にしました。

ガイドツアーまで少し時間があるので、市民会館を出て斜め向かいにあるショッピングセンターの「パラデュウム」に行ってみました。地下2階に「アルバート」というスーパーがありお菓子など買いました。フロレンス駅前のBILLAの方が安かったです。

午前10時38分、市民会館に戻りガイドツアーに参加します。階段下の左奥の部屋で集合とのことで待っていると30人以上のお客さんがいて日本人も何人かいました。ガイドさんが来て聞き取りやすい英語で説明をしてくれます。それでも英語の苦手な2人になので日本語ガイドのプリント(8ページ)は助かりました。市民会館はアールヌーボー、バロックなどいろいろな様式で1912年チェコの文化を象徴する建築物として建てられ、いろいろな行事に使われましたが第2次世界大戦でナチスドイツに占拠され、その後荒廃していたものをビロード革命後に修復工事をして現在の形になったそうです。

まずは2階に上がり、メインのスメタナホールを見学しました。好きな所に座って説明を聞きます。今晩のコンサートのチケットを見て座る予定の席をチェック。もう一つ後ろが良かったな~。その席なら段になっていて前がよく見えたのですが、たぶんそこは早くに予約した人の席でしょう。

ステージの奥には大きなパイプオルガンがあり、世界最大級とのこと。ステージの両脇や客席側にはたくさんの彫刻やレリーフ、絵画があり、コンサートでなく見るだけでも価値がある素晴らしいホールです。

 説明を聞いた後撮影タイム。次にホールを出て周りにある部屋を見ていきます。カフェやサロン、いくつかの小ホールがあり、どの部屋も素敵ですがやはり「市長の間」は別格です。内装すべてをアルフォンス・ムハが手掛けたもので「スラヴの団結」という天井画は大きな翼を広げた鷲の周りにスラヴ民族の人々が描かれていてその迫力に圧倒されます。天井からつながる壁にもチェコの歴史上重要な人物が描かれていて、パリでのポスター風の画風ではなくスラヴ叙事詩と同じく力強い画風です。ステンドグラスやカーテンの刺繡もすべてムハの作品でどれも素敵です。ムハは愛国心からすべて無償で手掛けたとのことです。部屋の真ん中に立って叫ぶとよく響くそうでガイドさんがやってみてと勧めていました。

そのあと2つほどホールを見学し、地下へ。ピルゼン・レストランとアメリカン・バーがあり真ん中には市民会館の模型がありました。ここで解散。1階にはカフェとレストランもありました。エレベーターが2基あり、使えませんがとてもレトロで素敵です。

市庁舎を出るとすぐ左に火薬塔がありました。黒ずんでいて歴史を感じます。門をくぐって旧市街広場の方向に向かい、疲れたので通りの角にある「グランド・カフェ・オリエント」に入りました。ショーウインドーに美味しそうなケーキが沢山並んでいました。

店を出てここがキュビズムの代表的な建築物の「黒い聖母の家」と気が付きました。見上げると角の上に金の冠を被った黒い聖母と抱かれた幼いキリストの像がありました。左側の面の入り口からビルに入ってみました。綺麗な螺旋階段があり、ロープが張ってあって登れませんが下から見上げることができました。隣のショップもキュビズムの商品が並んでいました。

雰囲気のいいツェレトナー通りを旧市街広場に向かって進むとブランドショップやボヘミアンガラスの店など並んでいました。

午後1時20分、旧市街広場に到着。真ん中に大きなヤン・フスの像があり、ぐるりと歴史的な建築物が並び壮観です。観光客も沢山いていろんな国からのツアーも多いです。旧市庁舎は改修工事中で、天文時計の所だけネットを掛けずに開けてありました。

聖ミクラーシュ教会に入ってみます。バロック建築で、白い壁に金の装飾や彫刻、フレスコ画、シャンデリアも豪華です。ただ、コンサートをしていて人がいっぱいで奥には入れませんでした。

旧市庁舎の天文時計の正時の仕掛けを見るのに少し時間があったので、カレル通りを進んでみました。石畳の通りの両側に雰囲気のいい店が並んでいました。

午後2時の少し前に天文時計の前に戻るともう人がいっぱいです。何とか場所を確保して待ちました。正時になると上の小窓が開いて12使徒が次々表れては消えていき、その下の死神と骸骨が鐘を鳴らします。意外とあっさりしている感じです。

 少し道に迷って23番のトラムに乗ってプラハ城に向かいます。チェコ軍団橋を渡るとき、プラハ城とカレル橋が綺麗に見えました。Malostranska(マラー・ストラナ)駅を過ぎると登り坂になり、降りる停留所を一つ見逃して行き過ぎて、また反対のトラムに乗ってprazsky hrad駅に戻って午後2時55分、プラハ城に到着。

城の門に着くとちょうど正時の衛兵の交代式を見ることができました。インフォメーションでチケットを購入。一人250コルナで、カードで払いました。Ⅷの聖ヴィート大聖堂、Ⅰの旧王宮、Ⅲの聖イジー教会、Ⅴの黄金小路の4か所に入場可です。地球の歩き方には「ダリボルカ」も書いてありましたが、実際のチケットにはありませんでした。チケットの裏面に見取り図、表面に入れる場所のアラビア数字が印刷されています。それぞれの施設の入り口にもアラビア数字の番号が書かれた看板があるので分かりやすいです。

 初めに聖ヴィート大聖堂に入りました。どのステンドグラスも素敵ですが、左側の3番目にあるムハのステンドグラスは他の物とは全く違う表情でスラヴ叙事詩と同じ作風で見入ってしまう作品です。大聖堂はチケットがなくても入り口だけには入れますが、ムハのステンドグラスの正面には行けません。いくつもの豪華な祭壇がありどれも豪華です。約2トンの銀で作られた墓碑は特に豪華で迫力がありました。

 旧王宮のホールはとても広く天井の梁の模様が素敵です。ホールの右奥からバルコニーに出ることができてカレル橋やプラハの街並みが見渡せました。

 聖イジー教会は場内で一番古い教会とのことでシンプルです。フレスコ画が歴史を物語っていました。

黄金小路の入り口にはゲートがあって、係員がチケットを持っていない人にインフォまで買いに行くように言っていました。長屋のように左右に細長い横町で、パステルカラーの建物が並んでいました。ゲートの正面の建物から2階に上がると建物の2階がずっと繋がっていて中世の甲冑や槍、銃などが展示してありました。1階はお土産店や召使の家などになっていて水色のカフカの家もお土産店になっていました。

 黄金小路を出ると見晴らしのいいスポットがあり、その先の坂道の階段を下りていくとトラムの通りに出て、右に行くとMalostranskaの停留所に着きました。炎天下の中、階段を上がってくる人がいましたが、トラムで上から入って良かったと思いました。

地下鉄でMustek駅に行き、午後4時20分ムハ美術館に到着しました。入場料240コルナ、日本語冊子138コルナ、写真撮影は不可です。

入ってすぐの所に第1部「装飾パネル」のコーナーに芸術シリーズ、花シリーズ、一日の時シリーズなどが飾ってあり、次に第2部「パリ時代のポスター」のコーナーに「ジズモンダ」や「ハムレット」、更に奥に行くと第3部「装飾資料集」にデッサンなど、第4部は「チェコ時代のポスター」で「ヒヤシンス姫」や「コソル大会」、スラヴ叙事詩展のポスターなど、第5部は「絵画」コーナーで「シベリア」など飾られていました。更に奥には素描画やアトリエの様子、写真のコーナーなどがあり、一番奥に椅子が並べてあり、ムハの生涯を紹介した約25分のフイルム上映をしていました。

出口の横にショップがあり、たくさんの見本のポスターが飾ってあります。番号を見て棚の中から商品を選びます。時の流れシリーズのポストカード(20×10センチ、各25コルナ)を買いました。東京の展覧会では長蛇の列でしたが、ここではゆっくり見て待ち時間なしで買い物ができました。

午後5時10分ムハ美術館を出てトラムを乗り継ぎカレル橋へ。トラムは橋の前に停留所がなく通り過ぎて200m程先の停留所でとまりました。

午後5時45分、カレル橋の旧市街橋塔に登りました。チケットは階段を上がった途中のフロアで買います。2人で200コルナでした。カード払いです。天気も良く、足元からまっすぐ伸びるカレル橋と太陽の反射できらきら光るヴルダヴァ川と丘の上のプラハ城が見渡せてとても綺麗です。カレル橋は観光客でいっぱいです。まだ夜景には早いし逆光だからでしょうか、塔は空いていてゆっくり景色を見ることができました。反対側もいくつもの塔とレンガ色の屋根が続く街並みが綺麗でした。

塔を下りてもう一度橋の真ん中あたりまで行って今朝見落としていたザビエルの像を見てきました。ガイドブックにあるように東洋人らしき人が支えていました。

トラムで川沿いに南下しバラツキー橋のたもとで下車。目の前に現代建築のダンシングハウスがありました。確かに男女がダンスをしているようなユニークな建物です。

地下鉄のB線(黄色)のKarlovo Namesti駅の入り口を探すのですがなかなか見つからず人に聞いてやっと見つけました。歩き方には入り口の場所が書いて無くMaps meの表示も間違っていました。2駅乗ってNamesti Republiki駅まで行き、午後7時45分市民会館に到着。無事午後8時からのコンサートに間に合いました。

コンサートは8名の奏者の演奏も素晴らしく、歌手の女性も本当に素敵な歌声でバレイもとても上手くて優雅でした。

ただちょうど午後9時には終わってしまい1時間と料金の割には短いかなと思いました。

そばのスーパー、BILLAでウエハースなどのお土産をカード払いで買ってトラム乗り場へ行きました。なかなかホテルの前に行くトラムが来なくて一区間だけ別のトラムで進み、チケットの24時間が過ぎてしまい後は歩いてホテルに戻りました。

 

7月14日(金)

ホテルの朝食は結構混雑していました。

午前8時15分、チェックアウトします。駐車場の料金もホテル・ムハで清算、900CZKで、チェコ・コルナでカード払いにしました。駐車場のあるホテルを午前8時23分出発。チェスキー・クルムロフに向かいます。プラハ中央駅の前を通りました。駅舎も装飾が素敵な建物です。

一般道を30分ほど走ると観光牧場のようなところがあって牛や馬やラクダ、ラマなどいました。バーベキューもできそうです。綺麗な牧草地の丘陵地帯を過ぎて3号線へ。高速道路で快適です。午前9時40分、途中のサービスエリアで給油。767.5CZK。チェスケー・ブジェヨビツェの街を過ぎて39号線を走ると途中、工事で渋滞しました。

午前11時半、チェスキー・クルムロフの街に入って川を渡ってぐるりと橋の下をくぐり、城の手前の駐車場に到着。個人の駐車場のようなところに止めましたが、後で気が付きましたがもっと近くにも広い駐車場がありました。

駐車場から坂道を登っていくと城に続く石畳の街並みがあり、さらに進んで行くと赤い鉄の城門がありました。中に入って橋を渡るとき、熊がいるかなと下を覗いてみましたが見当たりませんでした。さらに進んで左に行くと塔の登り口がありました。塔は丸くて形が素敵で、塔に続く建物の壁の絵もとても綺麗です。ウィーンに行く途中であまり時間がないので城には入らず塔だけにしました。塔の入場料は50CKL、カードで支払いできました。

ゲートの機械にかざすと扉が開きます。階段を上っていくと途中に塔の模型がありました。さらに上ると回廊に出て、チェスキー・クルムロフの街並みと蛇行したヴルタヴァ川が見下ろせました。こじんまりした街ですがとても雰囲気がいいです。

塔を下りて食事をしに街に行ってみます。橋を渡るまでの街並みも素敵です。橋から川を見るとカヌーをしている人もいました。街の中心のスヴォルノスティ広場は可愛いパステル調の建物が並んでいていい雰囲気です。豚肉のクリル料理が有名な「クルチュマ・フ・シャトラフスケー」に行きましたが、予約がないと無理とのことでした。次の候補、スヴォルノスティ広場に面した「クロムロフスカ・フォンタナ」に行きました。テラス席に案内されました。少々狭いですが、広場を見渡せていい感じです。名物の豚櫛のグリル焼き389CZKを注文しました。1200gですが、骨付きなので2人なら食べきれるだろうと。しかし出てきた肉はとても大きくてインパクトがあります。ナイフで削って付いているチーズ(からしが効いていて辛い)やマスタードをつけて食べました。皮がパリパリしていて美味しいですが場所によっては固すぎるところもありました。サラダ50CZKは今一つでしたが、スープ2種は(65CZKと49CZK)はどちらも具沢山で美味しかったです。スープも結構ボリュームがあってお肉は食べきれず少し残しました。おなかが空いていれば完食出来たとは思います。あと水5CZKも頼んでカード払いで598CZKでした。トイレは室内の地下にあり、途中部屋がいくつもあって広い店でした。

広場からまた来た道を戻り、橋を渡って城の赤門をかすめて駐車場に戻りました。途中駐車エリア外のスペースに止めている車がいて駐車禁止のタイヤロックをはめられていました。駐車料金を払って出てウィーンに向います。

国境を越えてオーストリアに入りました。2つのカーナビの案内が違うので迷いましたが、新しい高速が出来ていた様でリンツという街をかすめて遠回りでも高速で行けばよかったと後悔しました。でもひどいロスではなかったのでまあ良しとします。A1からウィーンの中心部を迂回しA4に入り、空港へ。空港前のガソリンスタンドに入りましたが結構混んでいて時間がかかりました。64.78ユーロ。P4のレンタカーリターンへ。係員にチェックしてもらって返却。走行距離はトータル1656.7㎞でした。
戻る